ぜっしゃか！　1

せきはん先生


ポンコツのみなさ～ん　莉子が再生魔法かけちゃうぞっ


「ぜっしゃか」第一巻


ここは絶海の孤島にある四ッ輪女学院。
さらに島の端っこのほう、最新の文明とはかけ離れた。
まるっきり「昭和」のイメージを残すその場所に。
学院の科の一つである「絶滅危惧車学科」があるのでした。


ということで。
古い自動車をレストアする女子高生たちの物語です。
女の子が油まみれになって、どうなの？という感じですが。
某戦車道にもそういう娘たち居ましたねえ。

まだまだクルマのことは勉強中のヒロイン・莉子たちは。
もう動かなくなってしまった古いクルマを探し出し。
修理し、また動くようにして。
持ち主に戻したり、時にはドライブを楽しんでみたりして。
個性的な絶車科の学生たちとワイワイ騒ぎながらレストアに励むのでした。


私はそんなに旧車に詳しくないのではありますが。
半分鉄くずになってしまった自動車を。
修理し、磨き上げ、動くようにする。
プラモ遊びの最延長みたいで、男としては最高に憧れる趣味だと思います。
所さんとかホント羨ましいと思いますからね。

まるで「チョロＱ］を思わせるような。
ディフォルメっぽく描かれた本誌の旧車は可愛くも繊細で。
女の子たちが頑張って整備をしている姿。
そして動いた時の笑顔といい、古き良き時代を彷彿とさせる作品となっております。