終末なにしてますか？　忙しいですか？　救ってもらっていいですか？　3

せうかなめ先生・枯野瑛先生


完全に恋する乙女っすねぇ


「すかすか」第3巻


深く潜む六番目の獣と戦うため出撃した黄金妖精・レプラカーンたち。
主人公・ヴィレムが妖精倉庫で半月の時を過ごすも、帰って来ませんでした。
不安を募らせる彼。

11番浮遊島に子供妖精の付き添いで来ていた時。
第一船団が敗北した情報を知り、呆然としてしまうヴィレムなのでした。


ということで。
アニメも放映されていました作品のコミカライズ。
ファンタジー作品ではあまり見ない、物悲しい雰囲気が結構好みっす。


出撃したクトリ、アイセア、ネフレンの身を案じていたヴィレムですが。
11番浮遊島に退却して来た第一船団と偶然接触し。
みんな無事なのを確認。
思わずクトリに抱きついてしまうヴィレムに。
嬉しさよりも、恥ずかしさが先行してしまうクトリなのでした。


序盤、最高の魅せ所の再会シーンです。
捨て駒のように戦う少女たちを待つことしか出来ない主人公。

半月を経て、ようやく再会できたクトリとヴィレム。
お互い、内心は大喜びなのですけど。
それを言葉や態度では素直に出せない。
そんなモヤモヤの距離感が何とも絶妙なのですよ。

ヴィレムのかつての仲間・スウォンやイーボンキャンドルといった仲間も登場し。
クトリとヴィレムの物語は佳境に入ってまいります。