信長のシェフ　20

梶川卓郎先生


お前は走りながら考えるくらいでちょうどいい


「信長のシェフ」第二十巻


石山本願寺を囲み、兵糧攻めにする織田信長軍。
本願寺に物資を入れたい敵、毛利水軍に対し。
こちらの九鬼水軍は大敗。
そしてあの上杉謙信が再び動き始めるのでした。


ということで。
これまた戦国時代にタイムスリップしてしまった料理人・ケンが。
織田信長と出逢い。
彼と共に乱世を歩む物語です。
過去に実写ドラマ化されましたが、アニメ化もしてくれませんかねえ。


戦闘で負傷するはずであった織田信長。
しかし怪我をせず、代りにケンが怪我をしていました。

自分が存在することにより、歴史が改変されている・・・
そう感じたケン。
信長の元を去って正しい歴史になったほうが良いのか。
それともこのまま、織田政権への後押しをするべきなのか。
迷うケン。
だが歴史は信長、謙信が直接出会うという
ありえない方向へと流れていくのでした。


ここへ来て一気に面白くなってまいりました。
信長がケンの出す現代フレンチ料理をモリモリ食べている時点で。
もう歴史変わりまくりだろうとツッコミを入れたくなりますが。
別に信長と仲が悪いわけではない明智が謀反を起すとも思えません。
柴田と衝突する秀吉がフラグっぽく描かれていますが。
このまま信長が治める天下泰平な日本を見てみたい気がしますね。