空挺ドラゴンズ　2

桑原太矩先生


お祭みたいだね


「空挺ドラゴンズ」第二巻


主人公・ミカたちは飛行艇で旅をしながら。
龍を狩り、解体して売る「龍捕り」なのです。

クレーターに囲まれた街・クォーン市に到着したクィン・ザザ号は。
龍の肉を売り、補給をし、久しぶりである陸地での休息を楽しむのでした。
そんな矢先。
他の龍捕り船が捕らえた巨大龍が目を覚まし暴れ始めたのでした。


ということで。
龍を狩り、空で生きるドラゴンハンターたちの物語。
宮崎駿テイストの独特な作画は健在で。
作中に登場するオートジャイロや。
目の不自由なお爺さんなんかもオマージュではないかと思っちゃいますね。


龍捕り業者としては弱小なクイン・ザザの乗組員たちでしたが。
主人公・ミカのの食い意地と。
今巻で大活躍を見せるジロー青年のやる気により。
手負いの巨大龍討伐作戦が開始されるのです。

酒場の美少女・カーチャが酔っ払いに絡まれて始まる、龍捕りたちの乱闘。
それでも街の一大事となれば団結してドラゴンを討伐し。
ドラゴンの肉はみんなに振舞われ楽しい大宴会となります。
ジローはカーチャと仲良くなるも出発となり、別れの時間がやってきます。

これこそ、胸のすくような血沸き肉踊る冒険ファンタジー。
ベタだけど面白いというアドベンチャー漫画が最近少なかったのですが。
こういう作品に出会えるから漫画読みはやめられません。
美味そうな飯も出てくるのも特徴で。
「ドラゴンカツ丼」これがまた良い感じで、食べてみたいなあ。