村上海賊の娘　3

和田竜先生・吉田史朗先生


ここが先途ぞ、我に続けや者ども!!


「村上海賊の娘」第三巻。


婿探しの旅に出た海賊の娘・景姫。
その途中で見ることとなった
織田と本願寺の戦い・天王寺合戦。
とりあえず織田側の客となった景姫でしたが。
敵側には途中で出会った少年・留吉や源爺といった門徒が。
竹やりを構え砦を死守しているのでした。


ということで。
人気小説のコミカライズ第三巻です。
群雄割拠の戦国時代作品は有名人が多くて。
ちょろっと出てくるだけで楽しくてしょうがないです。

一応「旦那候補」が織田軍として戦っているので。
景姫は織田側を応援しますが。
敵の本願寺にも注目し、一世一代の大戦を目に焼き付けようとします。
彼女は今回は見てるだけですね。

だが、この戦いが熱い。
織田軍大将の原田直政は戦国スナイパー軍団・雑賀孫市に討ち取られ。
総大将となった沼間義清の鬼神の如き戦い。
彼には負けられない理由があるのでした。

景姫の旦那候補である七五三兵衛。
陸に上がった海賊として、その巨体から放たれる巨大なモリの凄まじさは。
敵兵を5人貫通して壁に突き刺さるという反則的腕力。
かっこいいなあ。
念仏を唱え、ゾンビのごとく押し寄せる本願寺の門徒との戦い、まだ続きます。