ローゼンメイデン　10

ＰＥＡＣＨ－ＰＩＴ先生


誰もひとりにしないこと　それが私のアリスゲーム


「ローゼンメイデン」第十巻。


ドールブームを巻き起こした傑作、ついに完結。

アニメや掲載紙が変わるなど、いろいろありましたが。
動く人形の代名詞といっても過言ではないローゼンメイデン。
永遠に続くと思われたドールたちのアリスゲームも幕を閉じることに。
馴染みの深い作品だけあって、実に感慨深いですな。
彼女たちのカーテンコールははたして・・・


ジュン、真紅たちの前に現れたローゼンを名乗る者。
彼は柿崎めぐを真のアリスとして世界を変えていこうとする。
翠星石、金糸雀、そして水銀燈・・・
次々とローザミスティカを奪われ倒れていくローゼンメイデンたち。

闘うことが生きるということ。

そうドールに教わったジュンはローゼンにゲームの終了を願います。
彼女らはもう、十分に闘った。
すべてが幻と成り、至高の少女アリスが願ったものは・・・


高貴な物語に相応しい壮大なラストでした。

ドールたちの過去を踏まえた闘う経緯やアリスゲームに対する想い。
そんな彼女らの世界は悲劇であり儚くも悲しい。
そこに希望を見出した主人公・ジュンの生き様をしっかりと見て取れましたね。
成長したなあ。

ラストは姉妹の為、ただの人形になってしまった真紅を。
自らローゼンメイデンにするため立ち上がるジュンの雄姿が。
すべてのドールがマスターと呼ぶ彼の新しい物語の始まりに拍手を送りたいです。








今日のＷＵＧ。
第二回アイドル総選挙開催。
どうせまた一位は不動のマユシーなんだろうなあ・・・
一位になったらパワーアップというシステムが気に入らないです。
どう考えても所有率の高いキャラに限定されてしまいますから。


今回私はＩ-１の軍曹・マイマイに投票。
ＡＫＢでいうところのタカミナ・ポジションキャラ？
ぜひ上位に食い込んで欲しいです。