信長のシェフ　７

梶川卓郎先生


全部採るのは獣よ


「信長のシェフ」第七巻。


原作・西村ミツル先生。
ドラマで注目を浴びました作品。
アニメ化されても良いかもしれませんね。

織田信長、今度の敵は甲斐の武田信玄。
彼を挑発に乗せるために。
比叡山を焼き払うという天をも恐れぬ行為を決断。
女子供も皆殺し！
魔王・信長の誕生ですね。

動揺を隠せない家臣たち。
彼らは信長の本意を知るべくケンに料理を作らせる・・・


ということで。
だんだんと信長像が変わってきた感じであります。

「寺に女子供はいないはずだ」と。
遠回しに無益な殺生はするなとおっしゃられた信長公。

ちょっと良い人すぎますねえ。

史実の彼は狡猾で臆病な性格だと何かで読みました。
本能寺でもいつもの様にスタコラ逃げるのに失敗、あえなく死去という感じですから。
炎の中、扇子持って踊りまくるイメージが・・・

そんな優しい信長でしたら。
部下に殺されるような結末も無かったでしょう。
本書でどう描かれるのか楽しみです。

潜入捜査として、ようこの後輩となった忍者・楓にも注目。
意外と才能あるようですし第三のシェフになれるかも？