人生偏差値48の高校生が神様になりました。　１

原つもい先生


この白い腕　この薄い胸板を見てよ　のび太も真っ青だよ!!


「人生偏差値48の高校生が神様になりました」第一巻。


ＡＫＢは関係無いようで。
うだつの上がらない平民主人公が神様だったら・・・
というストーリー。


主人公・大守厚志の幼馴染・天笠由希は。
先祖代々彼を守るために生まれてきた神社の子でした。

そのため。
厚志の命令には絶対服従。
命令の呪文を唱えると催眠術にかかったが如く。
「パンツ見せろ」と言われればスカートを上げようとするし。
意のままに由希を操れるのでした。

クラス一の美少女を操り放題・・・

でもそこはヘタレ主人公。
そんな度胸も無く。
勇気を出して好きだと告白しても。
命令で「やっぱ今のなし！」みたいな・・・


という感じで。
突然神様設定という「かみちゅ」と。
男女逆の「陰からマモル」みたいな感じの学園ラブコメ。

神といっても出来るのは。
由希を自由に操れるのと、草木と会話出来る程度の能力です。

同様に由希ちゃんは神様を守るのが役目なんですけど。
セイバーみたいにエクスカリバー振り回すわけでもなく。
非力でおせっかい焼きの幼馴染程度の関係でしかありません。

「神と従者」という感じがまったく無いんだよなあ。
でもそれが逆に良い味を出し。
半ば強引設定をほのぼのとしたストーリーに組み替えていますね。

神としての仕事もこれからはじまります。
こんなコンビでも勤まるのか楽しみではありますね。