クリスティ・ロンドンマッシブ　１

新谷かおる先生


私は正義の味方じゃないんでね


「クリスティ・ロンドンマッシブ」第一巻。


新谷先生の新刊。
戦争モノ来るか、と思いきや。
前作「クリスティ・ハイテンション」の続編でした。
ま、コレはコレで面白いので私は好きですよ。


前作終了から６年後の話。
名探偵ホームズの姪っ子「クリスティ」も１７歳に。

すっかり令嬢として気品を備えたレディになった彼女でしたが。
叔父譲りの探偵癖はまだまだ健在！
今回もロンドンを騒がせる連続殺人事件に挑みます。

ストーリーのノリは変わらず、一安心。
ヒロイン・クリスティが一段と可愛くなり。
女だてらに危険な道に首を突っ込むことなんてザラで。
見ているこっちがドキドキハラハラ。

だがしかし！
彼女には新たなる部下というかメイド戦闘員たちが配属。

・ナイフを指でへし折る怪力少女。
・目を開くと催眠術で相手を居のままに操る美女。
・極め付きは召喚系魔法使い！

なんといいますか。
物語をぶち壊すくらいの超常キャラが集まっちゃいましたが。
主役はクリスティですから。
某ＳＯＳ団団長も宇宙人や未来人を物ともせず事件を解決してましたし、ね。