戦闘破壊学園ダンゲロス　１

横田卓馬先生


必ず生きて帰って…ッ　オレに一発ブン殴らせろよッ！！


「戦闘破壊学園ダンゲロス」第一巻。


原作、架神恭介先生。
生徒会ＶＳ番長組。
マンガ界ではよくある「学園ケンカ抗争」マンガであります。
しかも戦う生徒たちはみんな異能者、超能力者と。
これまたありがちだなあ。

と、読み始めると・・・こりゃスゲエ。

本当に相手を殺すまで戦ったり、レイプシーンがあったりと。
かなりバイオレンスな内容なのですが。
出てくるキャラクターに暗い過去や信念があったりと。
ただ単に「戦って勝つ」以上のものを秘めて戦っております。

それもそのはず。
彼ら異能者は通称「魔人」と呼ばれ。
過去のトラウマなどから能力に覚醒した者たち。
一般人から忌み嫌われるも戦いを余儀無くされ、魂を熱く燃やす。

このノリは「覚悟のススメ」に通じるものがありますな。

生徒会が正義、番長が極悪人というわけでもなさそうで。
両者互いに堂々と戦う。
こういう設定も大好きです。
舞台はゲーム「私立ジャスティス学園」を彷彿とさせます。
各生徒の能力は馬鹿馬鹿しくも面白くかっこよく。

主人公なんて「相手のチンコを取っちゃう」とか！

なにそれ？！　みたいな。
新キャラが出てくるたびに、コイツはどんな能力なんだろうと。
ドキドキワクワクさせてくれます。
面白いなあ。



初回版には友釣香魚ちゃんの能力カード「災玉」付き。
男のキンタマを爆発させる能力！
傍から見ればバカみたいですが読むと彼女の苦悩がわかるんですよ。